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有酸素運動だけで痩せるは誤解

「ランニングやウォーキングを続けていれば自然に痩せるはず」

――こう考えている人は少なくありません。


確かに有酸素運動はカロリー消費を促し、体脂肪を燃やす効果があります。

しかし、それだけで理想の体型や健康的な体を手に入れるのは難しいのです。

むしろ、有酸素運動だけに偏ってしまうと、思わぬ落とし穴にはまる可能性があります。


有酸素運動は主に「その時に使うエネルギーを燃やす」ことに優れています。

ランニングやウォーキングを1時間続ければ数百キロカロリーを消費できますが、その効果は一時的です。

さらに、長時間の有酸素運動を繰り返すと、体は効率を上げようと筋肉量を削って省エネモードに切り替わります。

筋肉が減れば基礎代謝も落ち、同じ運動をしても以前より消費カロリーが少なくなってしまうのです。


ここで大切なのが筋トレです。

筋トレは「筋肉を刺激し維持・増加させる」役割を担います。

筋肉が増えれば基礎代謝が高まり、安静時でも消費カロリーが多くなります。

つまり、同じ生活を送っていても「太りにくく痩せやすい体」へと変わっていくのです。

有酸素運動と筋トレを組み合わせることで、消費と代謝の両面から効率的に体を変えることができます。


SNSなどでは「有酸素運動さえしていれば痩せられる」というシンプルな情報が拡散されています。

しかし実際には、有酸素だけに偏ると筋肉が落ちてリバウンドのリスクが高まり、長期的に見ると痩せにくい体質を作ってしまうのです。

体重を落とすことだけを目的にするのではなく、筋肉を守りながら脂肪を落とすことが、本当の意味でのダイエット成功につながります。


筋トレと有酸素運動はライバルではなく、補い合う関係です。

筋トレで代謝を維持し、同時に有酸素運動で消費カロリーを稼ぐ。

両者をバランスよく取り入れることで、見た目も健康も両立した理想の体を手に入れることができます。


まとめ

・有酸素運動だけでは筋肉が減り、代謝が落ちてリバウンドしやすい

・筋トレは筋肉を守り基礎代謝を上げる役割がある

・理想は「筋トレ+有酸素」の組み合わせ

・SNSの「有酸素だけで痩せられる」という情報は誤解に注意

 
 
 

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