運動するときに必要な栄養素とは?
- 壮広 松田
- 9月11日
- 読了時間: 3分
「運動に栄養って関係あるの?」と思う方も多いかもしれません。しかし実際には、運動と栄養は切っても切れない関係にあります。
わかりやすく言えば、車とガソリンのようなもの。燃料(エネルギー)がなければ走れませんし、修理するための部品(タンパク質やアミノ酸)がなければ壊れるだけです。
せっかく頑張って運動しても、栄養が不足していれば効果が半減するどころか、筋肉を失う原因にもなってしまいます。
ここでは、運動前・運動中・運動後の3つのタイミングに分けて、必要な栄養素について解説していきます。
① 運動前:エネルギーの準備
運動前に意識したいのは「エネルギー源の確保」です。
主に必要となるのは炭水化物。炭水化物を摂取すると血糖値が安定し、それに伴いインスリンが適度に分泌されます。
インスリンは単に「太るホルモン」と思われがちですが、実は筋肉や脳へエネルギーを届けるための重要な働きを担っています。
特に集中力や持久力が必要なトレーニングやスポーツでは、炭水化物をしっかり摂っておくことでパフォーマンスが大きく変わります。
運動30分前におにぎりやバナナなど消化の良い糖質を摂るのがおすすめです。
② 運動中:分解を防ぐアミノ酸
長時間の運動をしていると、体はエネルギーを確保するために筋肉を分解してしまいます。
これを「カタボリック」と呼びます。
せっかく鍛えているのに筋肉を削ってしまうのはもったいないですよね。
ここで役立つのがアミノ酸です。特にBCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)やEAA(必須アミノ酸)は筋肉の分解を抑え、疲労軽減にも効果を発揮します。
水分補給と一緒に摂取できるサプリメントを活用することで、運動を最後までパワフルに続けられるでしょう。
③ 運動後:修復と成長のために
運動が終わった後は、筋肉がダメージを受けている状態です。
ここで必要となるのが「修復の材料」と「修復を促すきっかけ」です。
材料となるのはタンパク質、具体的にはアミノ酸です。
しかし、タンパク質だけを摂取しても効率が良いわけではありません。
なぜなら、筋肉にアミノ酸を届けるためにはインスリンの働きが必要だからです。
インスリンは炭水化物を摂ることで分泌されるため、タンパク質と糖質をセットで摂るのが理想的。
例えば「プロテイン+バナナ」の組み合わせは王道です。
吸収が早く、効率的に筋肉修復をサポートしてくれます。
まとめ
運動と栄養は「セット」で考えることが大切です。
運動前は炭水化物でエネルギーを準備
運動中はアミノ酸で分解を防ぐ
運動後はタンパク質+炭水化物で修復と成長
この流れを意識することで、トレーニングの効果は確実に高まり、疲労感も減らすことができます。あなたの頑張りを無駄にしないために、ぜひ今日から「栄養タイミング」を意識してみてください。



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