食べなさすぎは痩せない?カロリー計算の重要性
- 壮広 松田
- 10月8日
- 読了時間: 2分
「食べる量を減らせば痩せるはず」
と思い込み、極端に食事を制限してしまう人は少なくありません。
確かに摂取カロリーが消費カロリーを下回れば体重は減ります。
しかし、食べなさすぎるダイエットは短期間で体重が落ちても、その後リバウンドしやすく、健康や見た目の面でもマイナスになりやすいのです。
人間の体は「省エネモード」に切り替わる機能を持っています。
極端に食べない状態が続くと、体は飢餓に備えて基礎代謝を下げ、できるだけエネルギーを使わないようにします。
筋肉も分解されやすくなり、結果的に「痩せにくい体」へと変化してしまいます。
数字上は一時的に体重が落ちても、それは筋肉や水分が減っただけで、肝心の脂肪は思ったほど減っていないことも多いのです。
そこで欠かせないのが「カロリー計算」の視点です。
体重を落とすために必要なのは、あくまで「消費カロリー>摂取カロリー」というシンプルな関係。
ただし、その差を大きくしすぎると代謝が落ちて逆効果になります。
理想は1日に300〜500kcal程度の小さな赤字を積み重ねること。
これにより筋肉を守りつつ、脂肪だけを効率よく落としていくことができます。
また、カロリーだけでなく「PFCバランス(タンパク質・脂質・炭水化物の割合)」も重要です。
特にタンパク質は筋肉を維持し代謝を保つために欠かせません。
必要量を下回ると筋肉が落ちやすくなり、体重は減っても体型が崩れたり、不健康な痩せ方につながります。
つまり「ただ食べない」ではなく「必要な栄養素を確保しながら適正に食べる」ことが、本当のダイエット成功のカギなのです。
SNSなどで「食べなければ痩せる」という安易な情報が流れていますが、実際は食べなさすぎることで代謝が落ち、痩せにくくなるケースがほとんど。
しっかり食べながら適正なカロリー管理をすることこそが、長期的にリバウンドしない体をつくる唯一の道です。
まとめ
・食べなさすぎると基礎代謝が落ち、痩せにくくなる
・極端な制限では筋肉や水分が減り、脂肪は思ったほど落ちない
・理想は「小さなカロリー赤字」を積み重ねること
・PFCバランスを整えて「食べながら痩せる」ことが重要



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